診療項目

5つのポイント

1.軽く、装着感がよい

ノンクラスプ義歯で使用される熱可塑性樹脂は破折しにくい特徴があり、義歯を薄くする事ができる。また、材料によっては比重が小さく、水に浮くものもあり、軽くて入れ歯を入れていると感じないという利点もある。つまり、装着感がよく、異物感が少ない特長がある。

2.義歯を入れていることに気づかれない

前歯などの審美領域に金属のクラスプをかける場合、とくにクラスプの肩部は口唇に隠れにくく目立ちやすい。レジンアームは歯の付け根部分と、その周辺歯肉部を走行するが、半透明で歯肉と同系色であるため義歯を入れていると気づかれにくい。

3.歯を大きく削らない

ノンクラスプの樹脂は従来の樹脂よりも破折しにくい特性がある。 そのため義歯の型どり時においても、歯の削合をほとんど行わない。

4.吸水性が低く、臭いがつきにくい

ノンクラスプ義歯用の樹脂は、従来の樹脂よりも吸水性が低いものが多い。
そのため、汚れにくく、臭いも付きにくいとされている。

5.金属アレルギーにも対応できる

ノンクラスプ義歯の樹脂の特性を利用して、金属を使用しないでも十分な義歯の維持力が得られる。したがって金属アレルギーにも対応は可能である。
むしろ歯の締め付けがないため、金属より歯にやさしい。